核の脅威は地上だけじゃない!「高高度で核爆発が起こると、電磁パルスで地上は数年の停電!人口の9割が死亡」

「一発の核爆弾が我が国上空のはるかな高さで爆発することで、電力供給網と死活的に重要なインフラが崩壊し、何百万もの生命が危険にさらされる。北朝鮮が核弾頭搭載可能なミサイルを持ち、イランも保有に近づく現状を見れば、電磁パルス攻撃は理論上の懸念ではなく、現実の脅威である」――。

昨年7月のドナルドトランプ氏を大統領候補に推薦した共和党の綱領にこんな一節がありました。

核爆弾は直接的な攻撃手段として恐れられていますが、実は直接敵国に核攻撃をするよりも寛大な被害が予測されるのが高高度での核爆弾の爆発なのです。

核爆弾が宇宙空間で核爆発を起こすと電磁パルスとよばれる磁気の乱れを発生させます。この磁気が地球の引力に引っ張られると、地上に大電流として流れるのです。

そうすると地上にある電気機器類は大ダメージを負い大半の電気製品は使用不可能になります。

私達の生活ではいたるところで電気が使われていますが、一切電気が使えない世界になってしまうのです。

身近なところでは、家の明かりがつかなくなり、ガスも水道も使えず、もちろんスマホやPCなども利用はできなくなります。生活インフラが全滅するのです。

社会的なダメージでは病院での診療に大きな影響が出ます。病気の処置はほとんどできなくなるでしょう。そして、飛行機は飛べなくなり、車も走ることは不可能です。

インターネットインフラが消滅すると現代社会の仕事は成り立たなくなります。経済は完全にストップするでしょう。その前に、銀行にある金融資産のデータも吹っ飛ぶのでお金が消滅してしまう辞事態に陥ります。

第二次世界大戦中の核開発中の時から高高度の核爆発による地上での影響は議論されていました。1962年にはアメリカが太平洋上空400キロの高高度で核実験を行いました。このとき1300キロはなれたハワイオワフ島で停電が起きました。

1963年に宇宙空間での核実験が禁止されたので、それ以降宇宙空間では核実験がされていなく、本当のところは電磁パルスによる地上への影響は正確に検証されていないのですが、理論的には地上に大きな被害をもたらすことは確実です。

北朝鮮が今年に入りミサイル発射実験を繰り返しています。ミサイルの精度は実験ごとによくなり、高高度までミサイルが到達できるほどまで技術は進歩しています。

つまり、北朝鮮がその気になれば核爆弾を搭載したミサイルを高高度で爆発させることもできるのです。そうなった場合の対処法は今のところありません。

「電気のない世界」という話はいままでSFの話として語られることしかありませんでしたが、本当に起こりうる情勢だということを私たちはあらためて認識しておく必要がありそうです。

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