クソな仕事はすぐに辞めてしまえばいい。サラリーマンが一番自由説。

久しぶりに糞すぎるクライアントを引いてしまい、イライラしているのですが考え方をリセットするために思考を書き綴ってみようかと。

クソクライアント

この仕事の話は書くだけで10万字くらいになってしまうのでなるべく簡潔に僕が貧乏くじを引いてしまったクソクライアントについて書きますw 事の始まりは去年の5月なのでもう1年ほど前になります。1年ほど前からスタートした仕事なのに驚くことに一錢の儲けにもなっていません。

そのクライアントは日本人ならおそらく誰でも知ってる超大企業、インフラ系の会社でベトナムにも支社を何社も設立しています。ベトナム人でも名前を聞いた事ある人はたくさんいる会社です。そんな大企業なので当初からうちの会社は力を入れていました。獲得できれば一攫千金だ!とw

僕のいるハノイではなく、ホーチミンの本社のベトナム人が別のこれまた日系大手メーカーの方から紹介を受けて営業に行くことになりました。その時僕が同行を依頼されたのです。最初は「え?なんでハノイの俺が?」と思ったのですが、先方が指定してきた会議場所がハイフォンというベトナム北部の港町(僕のいるハノイからでさえ車で2時間)、日本でいうところの横浜的な場所でした。思い返せば、僕たちの場所さえ考慮せず、顔をあわせた面談を依頼してくる時点でかなりイカれてますよね。

ただ、超大手だったのでその営業(っていうかもはや1社に営業するための出張となっていました)にいくことに。ホーチミン本社からはベトナム人担当者が飛行機で飛んできましたw あとにも先にもここまで金かけて営業行ったのこの会社くらいですわ。

テレビ会議で済む内容

しかもその会議の内容が「WEBサイトを作りたいんだけど、見積もりお願いできますか?こんな感じのサイトで(グループ会社の別の国の支社サイト見せられる)」っていう話。そんな話テレビ会議でせーや。っていうか、テレビで通話するまでもなく、メール1本。5行で書ける。という具合で、正直初っ端から嫌な予感はしていたのですが、ホーチミンから出張してきたベトナム人担当がビッグネームの企業名に目を爛々と光らせて、「ぜひ、弊社でやらせてください!」と。いうことで取引がスタートしました。

WEBサイトあしかけ1年

で、ときを1年後の今に戻しますと。そのWEBサイトがまだできてないわけですよ。さっき話したとおりw 僕も過去取引した中で最大規模くらいの会社だったのでわからない部分があったのですが、社内の調整がまあ、時間かかる時間かかる。そしてなぜか、社内用の説明資料とかをうちの会社に作らせましたからね。もちろん、日本人からの依頼なので僕が対応。担当者のKっていうやつから電話で呼び出されてオフィスへ行って(あ、この後わかったんですが、この会社ハノイにもオフィスありました。マジ、ハイフォンに行った理由が謎すぎる)資料のブリーフィングを受けて、会社帰って作ると。もちろんお金は出ません。交通費すら負担しません。マジでやばいですよね。

でもこの時まではまだ、ちょっと面倒だけどデカイ話になったら何万倍の売上にもなるからやっとこ。っていう気概が僕にはありましたが、その気概を打ち砕く事件が起こりました。

WEBサイトの稟議が社内で通って、僕たちがWEBサイトの見積もりを出したんです。うちの会社もお人好し過ぎたんですが、粗利率10%で出したんですね。WEBサイトとしてはめっちゃリーズナブルな価格。そしたら天下の日系大企業が根切りはじめたんです。正直、は?って感じでしたね。もう僕も堪忍袋の緒が切れて粗利10%なんで勘弁してください。って言いました。でもそこから5%引かれてしましました。この時点で僕はこのクソ会社との仕事は最小限でさっさと終わらせようというモードに入りました。

だって、粗利額400ドルとかなんだもんw 学生のバイトでももっと稼げる。というかもう制作会社と直でやってもらったほうがうちとしては得するレベル。

ベトナム人担当者が飛ぶ

そして、この会社との取引のきっかけとなったベトナム人担当者が途中で飛ぶ事件が起こりました。もう、笑い話です。サイト制作はじまって一番、時間がかかるフェーズになって「今月末で辞めます」と。はーーー?辞めてもいいけど、このクライアント。持っていってくれないかな?まあ、そんな事は言えず、粗利400ドルのクライアントは完全に僕が窓口から制作のディレクションなどすべての担当をしなくてはならなくなりました。WEBサイト制作時にもめっちゃダサい、20年前のサイトかよ!っていうサンプルイメージを出されて、モダンなデザインを提案して叩かれたり、細かい修正なんかいもかけて仕上げたら、グループ各社に確認が必要とか言われて、さらに意味わからないような細かい修正が各社からバラバラに送られてきたりとKという担当者も無能すぎて話にならなかったんです。メール読み忘れたりとかザラにありますからね。Kにメールしたら2週間後に僕のスケジュールに「Kへ確認」みたいなリマインドが入る的な。マジでこんな会社よく潰れないなってくらいなんですが、大企業の利権を貪ってるんでしょうね。

やっとこさ終わりそう

そんなプロジェクトもまだ問題を多数抱えていますが、なんとか終わりそうなフェーズに差し掛かってきて今日とかもめちゃイライラしながら電話でデザインの修正受けたりしたんですが、そんな時、ふと思ったんです。「ま、結局クソクライアントに当たって、めちゃ嫌な仕事しててもどうにもならなかったら会社辞めちまえばいい」と。先に話した飛んだベトナム人がいましたが、彼女くらいでむしろちょうどいいのかもしれません。僕は過去に別の会社の経営層にいたこともあるのですが、その時は仕事は投げられない(投げたら損害賠償とかって話になっちゃいますから)状況でしたが、サラリーマンだったらね。そんな事ないんですよ。実は。責任は上にあるのでメチャ嫌などうしても放り投げたい仕事があったら放り投げてしまえば良いんです。「はい、やーめた」ってね。あとの仕事は他の人がやってくれますから。それを調整するのが社長だったり経営層の役目なんですよ。そう考えるとサラリーマンてマジで気楽な商売ですよね。

みなさんも仕事で嫌な事とかあるかもしれないんですが、仕事辞めたって死にはしないです。嫌な仕事を続けたらむしろストレスで病気になるかもしれません。サラリーマンの権利を最大限に活かして自由に気楽に仕事しましょ。

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