ロックダウン(都市封鎖)になったらどうなるの? ベトナムの場合はこうなった!体験中の僕が語る、新型コロナウイルス対策のロックダウンによる生活への支障。個人が受ける影響。

こんにちは。僕は今ベトナムという国に移住して仕事をしている30代です。

新型コロナウイルスによる感染爆発を阻止するため日本政府がロックダウン(いわゆゆ都市封鎖)を含めた緊急事態宣言を出すというニュースは僕もベトナムからインターネットで知りました。現在3,000人ほどの新型コロナウイルス患者が発生している日本ではロックダウンになる可能性が高いと思われます。

ロックダウンになったら生活はどうなるの?

皆さんの中には、ロックダウンに対して不安があるのではないでしょうか?
・ロックダウンになったら仕事はどうなるの?
・ロックダウン中の生活への支障はある?
・食べ物や飲み物はどうやって入手すればいいの?


実は僕の住むベトナムでは4月1日からロックダウン状態となりました。ロックダウンを1週間した僕が実体験を元にロックダウン中の個人への影響や上記の不安などを解説します。

ロックダウンになったら仕事はどうなるの?

まず、気になるのはロックダウン中のお仕事ですよね。基本的にロックダウンになると外出ができなくなり、自由な移動も制限されるため職場へ行くことができない方も大勢出ることになります。もし、あなたのお仕事が自宅でもできるような仕事(例えば事務仕事など)であれば在宅勤務となります。

僕はITの仕事をしています。そのため在宅でも仕事はできる為、ロックダウン中は自宅で仕事をする形になりました。その間、お給料は普通に支払われます。自宅にいるときはZOOM、Facebook、Whereby,Skypeなどのチャット、ビデオ通話ツールを使って職場の人やお客さんとやり取りしました。基本的に大きな問題はなく業務をすることができています。

ただ、自宅に家族がいる場合は、家族の理解が大切になります。僕は妻と子供がいます。在宅勤務は仕事をしていない家族からすると家で休日を過ごしているように見える事もあります。そのため事前に「今は在宅で仕事をしている」。ということを伝え、できれば家族がいない部屋で仕事をしましょう。

そうしないと、家族からはロックダウン中で家事や育児なども大変なのにあなたが手伝って内容に見え、不満が出たり、逆に仕事中にも関わらず家事の手伝いなどをリクエストされて業務に支障が出ることがあります。家族の理解と工夫を忘れないで下さい。

ロックダウン中の生活への支障はある?

生活への変化は多くあります。まずは上述した在宅での仕事のような、家から出られない事による支障です。基本的にロックダウン中は自宅から出ることや自由な移動は制限されるため、基本は家にいなけばなりません。

ぶらぶらと散歩をしたり、ジムへ行ったりすることはできないのです。(ジムの場合はジム自体が閉鎖する可能性が高いですが。)そのため、外に出てリフレッシュする習慣がある人に取ってはストレスになると思います。そんな時は自宅で楽しむ工夫をして乗り切りましょう。

例えば、自宅にいても筋トレなどはできますよね。僕は今まで正直運動ゼロだったのですが、さすがに自宅でずっとじっとしているのは身体的にとてもストレスでした。仕事で外に出ていれば多少は体を動かしますからね。そのため、毎日朝晩に筋トレをはじめました。筋トレすることで適度に体を動かすのでスッキリしますし、筋力がキープできるので代謝がよくなり、ご飯も美味しく食べられます。僕の場合で言えば、それまで運動不足過ぎたのか在宅で筋トレを始めた後の方が食欲が高まりました。でも筋トレしているので一切太っている感じはありませんw 

また、他にも自宅で退屈な時間を過ごすためのツールが今はたくさんあります。Youtubeを見たり、Amazonプライムやネットフリックスのような動画コンテンツが見れるネットサービスに申し込んでみるのも一つの手です。僕はいままで見たかった映画や本などで充実した時間を過ごしました。

話を変えて、ロックダウン中の生活への支障と聞いて気になるのは、食品などを買えるのか?という事だと思います。

食べ物や飲み物はどうやって入手すればいいの?

「ロックダウンに備えて備蓄だ!」とスーパーへ行って10万円以上も買い物をした知人がいましたが、完全に間違っています。

ロックダウン中でも医療品、生活必需品を販売するお店は通常どおり営業しています。例えばドラッグストアやスーパーなどです。物流に関してもそれらに該当するものは継続するので物資に関しての心配はいりません。そして生活必需品である食品や医薬品を購入する時は外出することも可能となります。

ベトナムでもスーパーは普通に営業していて物資もちゃんと届いているのでうちは買いだめなどは一切せず、通常どおり数日に一回、スーパーへ行って買い物をして自宅でご飯を作っていました。ですので、ロックダウンになる準備として買いだめする行為は一時的な品不足を招いたり、逆にいえばロックダウンが解除された後に物資が残って自分のクビを締める事になりかねません。僕の知人もカップラーメンを100個くらい買っていましたが、あれ食べきるのは相当きついと思いますし20個も食べないうちにロックダウンが解除されると思いますw

一人暮らしの方や基本外食生活をしていた方は注意が必要です。レストランは上記の生活必需品を提供するサービスには含まれません。ロックダウンの目的は新型コロナウイルスの集団感染を防ぐことにあるのでレストランなどで人が集まってしまったら意味がなくなります。そのためベトナムの場合ですがロックダウン中は例外なくすべてのレストラン飲食店が閉店を余儀なくされました。

代わりに使えるのがデリバリーです。飲食店経営者も店を潰さないために工夫をしてデリバリーをする体制を整えました。ロックダウン中の特別メニューなども考案され、ベトナムでは普段高級レストランとして有名なステーキ屋さんがデリバリーを開始して通常の半額の料金でランチを提供する。なんてことがありました。デリバリーに注目していると普段は食べられないものが食べられるかもしれませんよ。

最後にロックダウンに対する心構え。

ロックダウン(都市封鎖)という言葉だけ聞くと怖い感じがして不安になってしまうかもしれませんが、まったく恐れる必要はありません。逆に上述した内容を読んでもらうとわかるとおり、基本的に生活インフラや必需品のような物資の入手は通常と変わらなく可能ですし、自宅に長くいれる分、自分の時間、家族の時間が通常より作りやすいチャンスになりますし特別デリバリーなど通常ではないようなサービスが受けられたりする可能性もあります。気の持ちようを変えてロックダウン中の生活を楽しんで乗り切る。それくらいの気持ちで良いかと思います!

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