「VALU」のユーザーが余りに酷いので書いておく

Valu

株式のように個人の価値を売買できる「VALU」サービス。

投資は投資される側とする側の信頼関係により成り立つ。
VALUサービスは”投資”ではないと逃げているが、将来を支援する以上、広く言えば投資なはずだ。

その上で、現状のユーザー(発行主)が余りに酷い状況なので書いておく。

長く投資活動をしてきた身として、これは本当に伝えたい。
金融でやっぱりこんなの通用してはダメだと思う。法律上はギリOKなのだとしても。

いくら稼いだ?が蔓延し、買い手を考えないVALUユーザー

現在、ブロガーや実業家など様々な方がVALUサービスを利用し、資金調達を行っている。

それはいいのだが、彼らはツイッターなどで、

「VALUでいくら稼いだ、いくら儲けた」
「2日で100万円も手に入れました」
「みんなこの機会にVALUに登録して稼ぎましょう」
などなど物凄いレベルの発言をしている。(もちろん全員ではない)

さて、彼らのやっている事は株式会社の増資と変わりない。
彼らが自分のVALU1枚を売り儲けを出す毎に、市場にVALUが1枚ずつ増えていく。毎回のように増資が行われているような状況だ。

「増資」というのは、基本的に買い手側にとっては不利になる。

例えば、発行主が最初の1枚だけVALUを市場に流し資金調達をしたとする。その1枚を買った人はいわば「プラチナチケット」で、その後発行主の人気が上がれば、売り手は数多だ。購入時より高い値段で売れるので、買い手にとってもプラスになる。
しかし発行主が2枚、3枚と続々とVALUを市場に流しお金を得る事で、それはオンリーワンのプラチナチケットではなくなり、希薄化し価値が相対的に下がっていく。

つまり発行主がVALUを売り儲かるほど、買い手側にとっては不利になっていく訳だ。

本来であれば、そんな買い手サイドの立場を考えれば「儲かった」、「どんどん稼ごう」などといった言葉は出てくるものではない。出してはいけないのだ。買い手サイドをバカにしているとしか思えない。

投資素人とかそういうレベルではないと思う。ネットの向こうに支援する買い手がいる事を考えれば、出てこない言葉だ。

さて、ツイッターなどを観ていると、まだVALUシステムを十分理解していないユーザーの方も多そうに感じる。

VALUのシステムは、発行主側には全く負担がない、ただ単にお金を無リスクで得られる少し異常なシステムとなっている。
発行主は例えば100枚のVALUを発行したら、その100枚を好きなように売りつけられる。売却して得たお金はそのままその人の収入となる。VALU1枚を10万円で売れば、VALU主は10万円手に入る。×100なら総額1000万円だ。

株式でいう「新株」に当たるのだが、株式であればそれで得たお金を株主のために使い、株価上昇や配当といった形で利益を還元していく必要がある。それが株式会社の”義務”である。

しかし、VALUの場合、発行主は何も背負うものはない。1000万円得たら1000万円を自分のポケットマネーにでき、自由に使える。
「それおかしいでしょ?」と思うところだが、それが出来てしまうのである。そういうルールだ。そこを覚えておいて欲しい。縛るものはなく、お金をどう使っても問題ない。夢や本来の目的以外に使ってもまったく問題ないのだ。

さらに前述したとおり、発行主が市場でVALUを売りさばくことで、希薄化により買い手側はリスクを追う事になる。

その上で、発行主は「儲かった」、「稼ごう」などの言葉を吐いているのだ。

これがどんなにおかしい事かわかってほしい。

「資金調達」は計画的に行うもの、問答無用にやっていいものではない

Adasdadsadda

株式会社が増資をし、資金調達する場合、

・なぜ資金が必要なのか、それを何に使うのか
・増資によって何が成せるのか、買い手側にプラスがあるのか
・具体的にいくら資金が必要か
・何株を新株として市場で売るのか
・増資の期間はいついつか
・希薄化に対してどう対応するか

などを入念に定めた上で「IR情報」として公開し、その上で増資を行う。
これは増資によってお金を頂く事になるわけだし、希薄化で株主に迷惑をかける事にもなるため、その理由を説明する必要があるからだ。

当たり前である。投資家は、投資した会社の将来や、投資家自身の利益を期待して株を購入してくれている。それに対して単に「お金が欲しいから増資しました」では話にならない。誰だってお金は欲しいしある事に越したことはない。
お金をボランティアで貰っている訳ではないので、株式会社はその具体的な使い道や株主側のプラスを考慮した理由を述べなければならない。

ではVALUの発行主はどうかと言えばこうだ。(全員ではないが)
・理由も述べずに、問答無用に自分のVALUを売り資金調達
・売るタイミングも期間も定めず、好き勝手に売る
・売れたら「〇〇円儲かりました!」とツイッターで自慢
・しまいには得た資金で、他人のVALUを買いマネーゲームを始める輩もいる

これは正直話にならないと思う。株でやったら即上場廃止だろう。

それにVALUサービスの場合、買い手はその人の将来に期待してお金を支援している訳だ。株式以上に。それがVALUサービスの根本理念なハズ。

にも拘らず、何の目的かもわからず資金調達をし、価格を希薄化させユーザーのリスクを増やし、当人は儲けた・稼いだと喜んでいる。

これでは単にお金をあげるだけのボランティア作業である。

VALUサービスは集金サービスではなく、将来を得るためのサービスなはずだ。

具体的にこう言った目的がある。そのために具体的にいくら資金が必要だ。と明確に述べられる人、そんな強い目的意識と将来がある人を支援するサービスでなくてはならないハズ。

今のVALUは目的や夢関係なしに、お金が欲しい人がお金を貰える、ぶっちゃければ乞食システムだ。VALUを2次売買できるおまけがあるだけで。

VALUサービスも増資(資金調達)のルールを決めるべき

VALUサービスにおいても株式市場と同様に、

・なぜ資金調達が必要なのか?
・それで何するのか?
・いついつのタイミングでいくら分の増資をするのか?

などを記録に残る計画書として作成・アップロードした上で、VALUを市場で捌けるようなシステムにするべきだと思う。

そうしないとたぶん、無法地帯となる。

最低でも、「資金調達のお知らせ」と題して、「私〇〇はVALUサービスを通じて、〇〇日~〇〇日に計〇〇万円の資金を〇〇目的で調達しました。これで〇〇を行っていきます」くらい通達して貰わないと納得できない。

なんの縛りもなく資金調達が出来てしまっている現状は、ただのマネーゲームだ。将来の支援とか、夢の実現がどうだとか言ってる場合じゃないかと。

お金を渡してるだけだ。

まとめ

あまり批判記事というのは書きたくないのだが、この手の記事が上がっていないし、金融サービスでこんなことが平然と行われている事にムカっときたので書いた。

私よりもっと知識が豊富で、良い文章が書ける方がいると思うので、ぜひ他の方にも投げ掛けて貰いたい。

上記記事は批判:「VALU」サービスのユーザーが余りに酷いので書いておくから引用させていただきました。

CATANAインサイト

最近話題のVALUに対して警笛を鳴らしている記事です。ブロガーのイケダハヤト氏や堀江貴文氏、はあちゅう氏などがこぞってVALUを使いはじめ、資金を集めていますが、確かに記事にあるように未熟なシステムであることは否定できないので、いろいろなルール作りをしていかないととんでもないことになりそうな感じはしています。

ただ、僕個人としての見解は少し違っていて、今の資本主義のありかたに気持ち悪さを感じているというのが正直な感想です。

本来はお金っていうものは物々交換が面倒だから価値をものからお金=信用に変えて他のものを買おうというシンプルなところからスタートしましたが、アメリカに端を発するサブプライムローンしかり、ビットコインへの投資しかり、今回のVALUしかりでお金がほんらい価値のないお金に変わることでさらにお金を増やすという意味のわからない現象を起こしているのです。

この状態になったら資本主義のゲームオーバーだと思っています。つまりお金=富はお金のある人にどんどん無尽蔵に集まってきて、でもそのでどころは実はお金から生まれたお金だったりして、肉を削ぎ落としたらそこには骨はないような状況になります。

いわゆる、虚構の経済というやつですね。人類全員がそれに気づいて、なにかのキッカケで「もうお金を信じるのをやめて物々交換に戻ろう」って言ったら、世界のトップ10%の富裕層で死人が出るでしょうね。

今の資本主義のルールに沿っていったら、そりゃ、お金があって有名な人がVALUを使ってお金を集めたら、お金が欲しいやつがお金を出して、盛り上がりを見せるでしょう。

でもそれは虚構。本来お金を使う目的があって、資金調達をしますが、目的がなくてもお金を集められちゃいますから、それをそのまま、VALUの人が株式投資に使うみたいなこともできるわけですよね。お金がなぜか、お金を生んでその先でもお金を生むという意味の分からないことになっているわけです。

近々、資本主義の社会っていうのは終わりが来ることがみえました。だってルールが破綻しているゲームです。誰かが降りると言い出したらなし崩し的になくなるでしょう。

では社会主義になるのか?それも違います。第二次世界大戦以降の世界で中国、ソ連をはじめとする社会主義の国がこぞって大失敗をしてきている歴史があるので社会主義はまったく正解ではないわけです。

となるとどうなるか。資本主義と社会主義の間の経済が完成するのです。

それはマルクスが夢見た、社会主義の次のフェーズの世の中です。社会主義を発展させ、資本主義のいいところを取り入れ、いままでになかった発想を組み込むことで新しい世の中の形が見えてくるでしょう。AIが完成するよりも新しい社会の形ができる方がさきかもしれません。

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コメント

  1. cslbook管理人 より:

    参照先の本記事を書いたものです。

    他者の文章は引用表現でないとNGです。引用リンク先も掲載されていません。
    また一部分ではなく全文の引用は、引用としてもあり得ないかと。

    削除願います。

  2. cslbook管理人 より:

    先ほどコメントさせて頂きましたが、
    よくよく考えると私も全文引用は使った事がありますので(引用先は記載しましたが)、人の事は言えませんでした。ですのでどうこう言える立場ではなく、先ほどのコメントは忘れてください。

    せっかく丁寧に編集して頂いたようですし、残してもらっても構いません。この記事も元々この問題を広めたいが為に書いたものですし。

    • かたな より:

      今回VALUの問題をできるだけ多くの方に発信したく、引用させていただきました。本来であれば自分で詳細をまとめるべきでしたが、あなた様の記事が非常に考察に優れ、読みやすかったため全文引用をさせていただいた次第です。ただ、ご指摘にありますとおり私の配慮も欠けていたことは事実です。

      文章の下に「上記記事は批判:「VALU」サービスのユーザーが余りに酷いので書いておくから引用させていただきました。」と記述し、リンクを追加させていただきました。

      ご理解いただき、誠にありがとうございます。