アメリカICBMの迎撃実験に成功/北朝鮮を対策を意識

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北朝鮮が核ミサイルの開発を進める中、アメリカ国防総省は、アメリカ本土に向かってくるICBM=大陸間弾道ミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とす実験を実施し、迎撃に成功したと発表しました。国防総省は、ICBMを想定した迎撃実験は初めてだとしたうえで「現実の脅威に対する抑止力の信頼性を示した」と成果を強調しました。
アメリカ国防総省は30日、アメリカ本土に向かってくるICBM=大陸間弾道ミサイルを、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ基地に配備する地上配備型の迎撃ミサイルで、撃ち落とす実験を実施したと発表しました。

発表によりますと、アメリカ軍は太平洋のマーシャル諸島の実験場から標的となる模擬のICBMを発射し、これを太平洋に配置した海上型のXバンドレーダーなどで捕捉、追跡するともにカリフォルニア州の基地から迎撃ミサイルを発射して標的に命中させたということで、迎撃は成功したとしています。

アメリカ本土を守る地上配備型の迎撃ミサイルの迎撃実験は、3年ぶりで18回目ですが、過去に実施した実験のうち、8回は迎撃に失敗していました。

国防総省は、ICBMを想定した迎撃実験は今回が初めてだとしたうえで、「すばらしい成果であり、現実の脅威に対する抑止力の信頼性を示した」として、アメリカ本土を狙った北朝鮮のICBMを念頭に成果を強調しました。

アメリカ政府は、アメリカ本土を守るミサイル防衛システムの強化を進めていて、年内に迎撃ミサイル8基をアラスカ州にも追加配備する計画です。

CATANAインサイト

3週連続に渡る北朝鮮のミサイル発射に対しての対抗措置です。

北朝鮮のミサイル技術は明らかな進歩が見受けられ、ICBM(長距離弾道ミサイル)の開発成功も現実味を帯びてきました。

ICBMの開発に北朝鮮が成功すれば、それはアメリカを標的にできるミサイルを所持することを意味しますからアメリカとしては対策を取らねければならなくなっています。

北朝鮮のミサイル発射実験でICBMが使われた場合、アメリカは武力行使に望むという見解もありますが、今回のICBM迎撃実験はその前段階の警告として北朝鮮側へのメッセージと受け取るべきでしょう。

日米韓は北朝鮮に対する対応について水面下で議論を進めているようですが、今後の対応に注目が集まります。

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